こんにちは!ビルぽんです!
僕は40年以上、吃音者として生きてきました。
会話はもちろん、独り言でもどもる時があり
言葉を出すのに数秒、時間がかかってしまいます。
そして会話をしてて言われたことは
「え?どうした?」
「苦しそうだけど大丈夫?」
「ね〜!話聞いてる?」
「もしもし、あれ?間違え電話かな?」
言葉がスムーズに出ない吃音持ちの人なら理解してくれますが
吃音という障害を知らない人にとっては吃音者が持つ特有の間
これに違和感を感じてしまうと思います。
非吃音者から見たら
「その間は何?」
そう思うかもしれませんが、僕ら吃音者にとっては当たり前のことなのです。
今回は吃音者の言葉の間についてお話したいと思います。
目次
〜言葉の間がもたらす影響〜
例えば、僕たち吃音者は電話で
「もしもし、○○さんの電話でよろしいでしょうか?」
こう聞かれたときに
「はい、そうです」
このように言えればいいのですが、吃音者はそこで言葉がつまり
間が空いてしまうときがあります。
「もしもし○○さん?」「・・・・・・あ」
「もしもし、あれ?聞こえてないのかな」
こうなってしまい相手からすると
「番号間違えたかな?」
「電波が悪いのかな?」
このように思われてしまいます。
しかも自分からの電話で言葉が詰まって無言でいたら
相手は「え?何?気持ち悪い」と思うかもしれませんよね。
そう思うと辛い気持ちになります。
また相手と面と向かって話しているときに吃ると
「この人、何?どうしたの?」
そんな顔で苦笑いされたり
早く言えよと言わんばかりの表情をされたときは、正直、ヘコみますね。
言葉を出したいのに出せない、もどかしさ。
辛いですね。
〜言葉がうまく話せない辛さを汲み取って欲しい〜
吃音者は周りの人と同じようにスムーズに話すことができません。
人と会話をすることは勇気もいるし、何よりエネルギーをたくさん使ってしまいます。
吃音者が持つ特有の間というものは
一生懸命に言葉を出そう、何かを伝えようと頑張っている証なのです。
もし、あなたが吃音持ちの人と話す機会があるなら
言葉が出るまで待ってあげてください。
『大丈夫だよ』と
一言かけてもらえるだけで僕たち吃音者は救われます。
この記事を通して
ほんの少しでも吃音のことを知ってもらえたら嬉しく思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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